Wシリーズ制覇!
昨年は井口選手、そして今年は・・・・
カージナルスの田口選手!!!
記事にもありますが、
まさにいぶし銀のような選手です。
まじめな性格がそのままプレーに出ていますよね・・・
そして、
彼の活躍を支える内助の功(漢字あってたけ!?)!!!
家族愛!!!
ホント、
田口選手おめでとうございます (^ ^)/
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田口壮:Wシリーズ制覇 「信じられない」…長男抱え涙
【セントルイス高橋秀明】歓喜の輪が広がるマウンド付近へ、右翼から背番号99番が全力疾走した--。マイナー生活も味わった米大リーグ、カージナルスの田口壮外野手(37)が27日、ワールドシリーズ制覇の瞬間をフィールドで迎えた。「信じられない。夢の中にいる感じだった」。2歳の長男、寛君を抱きかかえ、目が赤く染まった。
オリックス時代にイチロー選手(現マリナーズ)らと日本一を経験したエリート選手は、さらに大きな夢を追って02年、カージナルスに入団した。だが、1年目はまじめさが裏目に出る。ストライクゾーンの違いなどでつまずくと、思い詰めて不振から抜け出せなくなり、ついに2Aクラスにまで降格させられた。2年目は開幕日にマイナー行きの通告。それでも腐らずに努力して大リーグに定着したが、今季はまた先発出場の機会に恵まれなくなった。
そんな選手生活に割り切れない思いも感じていたという。だが、今季のある夜を境に気持ちが晴れた。妻・恵美子さん(41)が明かす。「2人でお茶を飲みながら、バントでも守備固めでも、その大切さをセントルイスのファンは分かってくれている、という話になったんです。主役でなくてもいいんだと分かって、彼はいい顔になった。(プロ入りから)15年かかって、宝物を見つけてくれた」
選ばれた者だけが戦うポストシーズンの舞台で、いつのまにか田口選手は主役を上回る喝さいを浴びるようになっていった。初戦を落とした後のナ・リーグ優勝決定戦第2戦でメッツの守護神、ワグナー投手から放った決勝ソロは「世界一」への流れをつくる一撃になった。この夜も二回に先制点につながる犠打を決め、逆転された後の四回には、再逆転のおぜん立てをする中前打を放った。
「自分でもいい仕事をしたと思う」と振り返る田口選手。厳しかったマイナー暮らしも「いろいろな経験をさせてもらって、自分は幸せ」と自信のこもる口調で話した。
これで、日本人野手2人目のチャンピオンリングが手に入る。いぶし銀の脇役として黙々とチームを支えてきた努力に、「最高のご褒美」(恵美子さん)が授けられた。
◇ワールドシリーズを制覇したカージナルス・田口の一問一答は次の通り。
--世界一になった気持ちは。
信じられない。(地区シリーズで)パドレスに3連敗しても(リーグ優勝決定戦で)メッツに4連敗しても、おかしくなかった。最後の瞬間は、夢の中にいる感じだった。
--プレーオフで流れを変える働きをした。
いい仕事をしたと思う。そこまできるんだと、自分でもびっくりした。打ったり、守ったり、小技だったりと、いろいろできたことで自信がついた。野球がもっとうまくなるような気がする。
--2Aを経験したり、5年間の大リーグ生活ではいろいろあったと思うが。
物事はそんなに飛躍的には進まない。少しずつの積み重ねで、ここまで来れたと思う。2Aに行ったことも含めていろいろ経験できて、幸せだと思う。ファンの人にも辛いときに励まされた。
--(オリックス時代の恩師で05年12月に死去した)仰木監督にどう報告するか
亡くなる1週間前に病院へ行って(04年の)ナ・リーグのチャンピオンリングを監督に見ていただいた。その時に「次はもう一つ上やな」と言ってもらったので、ちゃんと報告に行きたい。
--来季の契約は。
セントルイスが好きだし、セントルイスのファンが好き。それだけは言える。
◇下克上の戦国MLB
ワールドシリーズ最優秀選手に選ばれたのは、170センチ、74キロのエクスタイン。1番打者としてチームを引っ張った小柄な元気者は「誰も僕らが世界一になるとは信じていなかった」と話した。確かにシーズン83勝で同シリーズを制覇したのは史上最少記録だが、エクスタインや田口らが、機動力を含めた小技を駆使する「スモール・ボール」と呼ばれる攻撃を展開。若いタイガースを揺さぶり、24年ぶり10回目の頂点に立った。
カージナルスは二回、田口の犠打が先制点につながり、逆転された四回にも、1死一、二塁で9番の先発・ウィーバーが投前バント。タイガースの先発バーランダーは三塁封殺を狙ったが、悪送球で同点となり、さらに内野ゴロの間に勝ち越し。一方のタイガースは三回1死二塁で9番のバーランダーに強攻させたが、投ゴロで二塁走者のインジが飛び出し、タッチアウトと明暗が別れた。
これで7年連続で毎年ワールドチャンピオンが入れ替わっている。特に今年はレギュラーシーズン83勝のカージナルスと、3年前にリーグワーストの119敗を喫したタイガースとのシリーズだっただけに、下克上の戦国MLBといった印象が強く残った。95年からワイルドカードが実施され、プレーオフ進出のチャンスが拡大。さらに収入が多い球団から少ない球団へ資金が流れる収益分配制の拠出比率が03年から独自収入額の34%にアップし、球団間格差が小さくなっている。
戦力均衡の時代で生き残るためには、今年3月の国・地域別対抗戦「WBC」で再評価された日本のように、走、攻、守すべての面で、完成度の高さが要求される。昨年の井口(ホワイトソックス)に続き、今年は田口が、きめ細かい技でワールドシリーズ制覇に貢献した。【高橋秀明】
○…カージナルスのラルーサ監督は「みんながヒーローだ」と話し、世界一に感極まった。史上2人目の両リーグでワールドシリーズを制覇した指揮官となったが、「守備とピッチングが勝因だ。タイムリーもよく出た」と選手をたたえた。レギュラーシーズンの勝率が5割1分6厘で世界一となったことについては「ワールドシリーズを制したチームが、ベストのチームだ」と言い切った。
○…22年ぶりの世界一こそ逃したタイガースだが、自動車産業の衰退で中心部が荒廃したデトロイトに希望を与えた快進撃だった。イバン・ロドリゲス、マグリオ・オルドネスといったスターを特別扱いせず、他球団を解雇された無名に近い選手らと公平に扱ったリーランド監督の采配が、チームに一体感をもたらし、地区シリーズでヤンキースを破る番狂わせを演じた。リーランド監督は「ワールドシリーズでは敗れたが、我々が成し遂げたことを忘れないでほしい」と選手をたたえた。
毎日新聞 2006年10月28日 19時55分
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Comments
>らぷぽさん
メールアドレスの件、了解しました!
Posted by: tets | Sunday, October 29, 2006 03:44 PM
おはようございます。監督ってとても大きな役割ですね。。当たり前ですが。選手を称える、認める、その根底があってこその叱咤なのでしょう。
でも田口選手は頑張りました。いつも不安そうな表情は、その苦労と心痛からかもしれないですし、これから明るくなることを期待したいです。
私はマリナーズファン、来季はマリナーズ!!(笑。。。今は見えないなー。。)あ、それからtetsさんメールアドレスを入力しないでコメントできるように設定して下さると嬉しいです。
私のところはメールアドレス入力しなくてもコメントできますよ。今迷惑メールなど多いですもの!!宜しく!!
Posted by: らぷぽ | Sunday, October 29, 2006 10:06 AM