東福岡、負けちゃいました!
私としては、仰星は東海大系列だし・・・
東福岡は競泳で教え子がたくさんお世話になってるし・・
どっちにも勝って欲しい・・・
でも、ちょっと東福岡よりでしたが・・・・残念でした (^ ^ゞ
東海大仰星には今季3戦全敗だったが、
今大会は負けはしたモノの互角の勝負!!!
東福岡のVは来年に期待します (^ ^)v
皆さんお疲れ様でした!
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全国高校ラグビー:東海大仰星19-5東福岡 仰星V、組織防御で個を圧倒
◇決勝(花園・7日)
防御から攻撃へ。持ち味を十分に発揮して、東海大仰星(大阪第2)が予選参加906チームの頂点に立った。最終日の7日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で行われた決勝。風下の前半を0-0でしのいだ東海大仰星は後半、主導権を握った。3トライを奪って19-5で東福岡(福岡)に快勝し、第79回大会以来7大会ぶり2回目の優勝を果たした。3度目の決勝に臨んだ東福岡はロスタイムに入って1トライを返したものの、またも大阪勢に悲願の初優勝を阻まれた。
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東福岡(福岡) 反5
0 0 0 0 0 1 0 0 0 5 5
T G P D 前 T G P D 後 計
0 0 0 0 0 3 2 0 0 19 19
東海大仰星(大阪第2) 反11
▽主審=原田隆司
◇得点経過◇
【後半】 仰 福
6分 石上T 5-
10分 谷野T 10-
山中G 12-
28分 前川T 17-
山中G 19-
34分 森山T -5
……………………………………………………
密集で相手ボールを再三奪うなど、東海大仰星は防御から攻撃のリズムを作った。
後半6分、ゴール前15メートルのラインアウトからモールを押し込み、先制。10分、相手パスをインターセプトした谷野が50メートルを走り切ってトライ。28分には相手ボールのスクラムを強烈にプッシュ、ボールを奪うと左サイドを突いた前川がインゴールに飛び込んだ。
東福岡はロスタイムに入り、ラックからの展開で森山がトライを挙げたものの、得点はこれだけ。前半は有田や山下昂の突破、後半は渕本の個人技で攻め込んだものの、度重なるノックオンで好機を生かせなかった。
一進一退の攻防が続いた前半、東海大仰星がFW戦を支配し東福岡に圧力を掛けたのが後半になって生きた。【栗林創造】
◇東海大仰星・土井崇司監督
(キックオフで風下を選択)前半は我慢してモールで時間を使い、後半一気にたたみかける狙いだった。FWが防御でよく頑張ってくれた。うちは攻撃、攻撃と言われるけど、大会を通し防御は良かった。
◇九州勢の底力見せられた
○…穏やかな表情だった。列を組み、東海大仰星の選手を出迎える選手のところに自らも加わった。東福岡の谷崎監督は「最高にやりがいのある決勝戦だった」と振り返った。
第81回、第82回大会に続く3回目の決勝。またも大阪勢に敗れた。だが、「また日本一を目指したい」と笑顔を見せた。今季3戦全敗だった仰星に対し、後半途中まで互角の戦い。「追い付くことはできた」と谷崎監督。九州勢の底力を見せることができた。
◇強風の中で会心2発
○…東海大仰星のSO山中は強風が吹き荒れる中、トライ後のゴールキックを2回成功させ、勝利に貢献した。185センチ、85キロとSOとしては大型で、高校日本代表でもある。この日は東福岡のマークがきつく、ダミーパスで相手を抜こうとして、強烈なタックルで止められる場面もあった。それでも「自分のプレーは出し切った。優勝だけを目標にしてやってきたので、良かった」と笑顔。卒業後は早大に進学してラグビーを続け、日本代表入りを目指す。
◇来年、絶対リベンジ
○…準決勝までの4試合で計8トライを挙げていた東福岡の山下昂はノートライに終わった。「ディフェンスが堅くて、厚かった」と顔をくしゃくしゃにして悔しがった。東海大仰星の接点の厳しさは織り込み済み。試合前、有田らから「体を生かして強く行け」と指示され、自身も接点では負けまいと果敢に挑んだが、突き破ることはできなかった。182センチ、90キロの2年生WTBは期待の星でもある。「来年は絶対にリベンジしたい」と言って唇を結んだ。
◇度胸が生んだ先制T--CTB・谷野智紀=東海大仰星(3年)
勇気あるプレーが飛び出したのは、後半10分のことだった。ハーフウエー付近から東福岡が左へ展開する。防御の人数は少なかった。リードは5点。ここを突破されるとあるいは、という場面だった。「でも、あそこは行くしかなかった」
果敢に飛び出しパスをインターセプトすると、そのまま50メートルを独走してインゴールに飛び込んだ。ゴールも決まって12-0。試合の主導権を握るトライだった。ただ、この時も冷静さは失っていなかった。「(パスの)モーションに入ったのがFWだったので狙えると思った。ギャップを突いてやれって」。常にグラウンド全体を見渡せる、視野の広さが生きたプレーだった。
超高校級と評されるSO山中らを擁する、個性豊かなバックス陣を束ねる副将。閉会式では優勝旗を手渡された。どうしようかと思ったくらい重かった、という。「もちろん優勝はうれしい。でも、この仲間とラグビーができなくなるのは悲しいですね」。3年間の喜びや苦しみが結実した優勝旗。「飛球の旗」が一層重く感じられたのは、それもある。【栗林創造】
◇東福岡、悲願届かず--意地の1T、完封免れる
◇先制機…逃し無念--SH・中村正寿=東福岡(3年)
40メートル余りの距離も、自信はあった。前半5分、東福岡は相手の反則でPGを選んだ。強風に乗るかと思われたボールはポスト手前で失速。「あれが入っていれば……。ムードを崩してしまった」。プレースキッカーは悔しがった。
開始直後のスクラムで、激しいプレッシャーを受けるFW陣を見て驚いた。押される分、球出しも遅れる。それでも「パスで逃げてもしょうがない。チャレンジャー精神しかなかった」とラインへパスを供給した。
惜しむのは後半10分に許した2トライ目。相手スクラムで球を奪い、逆襲へ。しかし、ラックの連取からパスをつないだところでインターセプトされた。「ハーフ団がもっと周りを見ていたら」
昨年11月上旬、練習中に左鎖骨を骨折した。手術、入院で県大会終盤は出られず、復帰の舞台が花園だった。まだ肩にはプレートが入ったまま。最初のうちは怖さもあったという。「最後まで全員ラグビーを続けようと言っていた」。その言葉通り、終了直前に森山へのパスが意地の1トライに。「全部やりきった」。泣きはらした目で、胸を張った。【辻中祐子】
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■焦点
◇自慢の重量FW躍動
東福岡陣ゴール前5メートルでの相手ボールスクラム。東海大仰星は平均99・4キロと高校ラグビー史上屈指の重量FWが一気にプッシュ。東福岡のお株を奪うターンオーバーで、NO8前川が左サイドを突進する。後半28分、防御で耐え、防御で攻め抜いた試合を象徴するトライが決まった。
勝敗のカギはラックでのボール争奪戦にあった。個々の身体能力を前面に出す東福岡は接点での激しさが持ち味。準決勝まではターンオーバーから得点を重ねてきた。
仰星は、一歩も引かなかった。フランカー新井は「ここ(接点)を止めたら、東福岡はやることがなくなる。一心不乱に負けずに押し返した」。東福岡よりも素早く2人、3人と集団で密集に働きかけ、一気にめくり上げる。サイド防御では、しびれるような低いタックルで、東福岡の命運を握るNO8有田の突進を止めた。ほとんどボールには触らない仕事人の奮闘が、4試合連続50得点以上の東福岡から、強みを消し去った。内から外へと追い込む組織防御も、新井らFW陣の頑張りで機能した。
東福岡とは対照的に、仰星は強みを前面に出し切った。後半6分、平均体重で約6キロ上回るFWがモールで15メートルを押し込む。切り札で圧倒した先制トライ。勢いづくのは、必然だった。
公式戦25連勝。高校日本代表を6人抱え、屈指のスケールを誇った最強チームは、大きく、速かった。常識を塗り替えるほどの強烈な記憶を残し、無敗のままシーズンを終えた。【井沢真】
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◇東海大仰星
東海大学の付属校として1983年に創立された私立高。84年、土井崇司監督の就任とともに創部。初出場の第72回大会でベスト8、79回には初の全国制覇。ベスト4も2回。OBに日本代表の大畑大介(神戸製鋼)ら。巨人の上原浩治投手もOB。
毎日新聞 2007年1月8日
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