頑張れ、桑田！！！

メジャーへの階段が何段あるかは知りませんが・・・

一段一段と着実に昇ってますね (^ ^)v

踏み外すことができない厳しい階段ですが

頑張って昇っていって下さい！！！

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大リーグ：桑田、１回を３者凡退　イチローは１安打

【ブラデントン（米フロリダ州）高橋秀明】米大リーグは４日、各地でオープン戦を行った。マイナー契約の招待選手としてパイレーツのキャンプに参加している桑田真澄は当地でのレッズ戦に三回から２番手で初登板。遊ゴロと２連続三振で、１回を３者凡退に抑えた。マリナーズのイチローはジャイアンツ戦で２打数１安打１四球、城島健司はダイヤモンドバックス戦で二塁打を含む３打数２安打だった。

　デビルレイズの岩村明憲はブルージェイズ戦で２打数無安打、カージナルスの田口壮はマーリンズ戦で３打数無安打に終わった。ヤンキースの松井秀喜、ホワイトソックスの井口資仁、ロッキーズの松井稼頭央は出場しなかった。

　◇「マウンドに立てるだけで、幸せだった」…桑田

　カモメの鳴き声が響く海辺の町、ブラデントンで第１球を投げる前、桑田の唇が動いた。「ありがとうございます」と。観衆５９０４人のオープン戦とはいえ、メジャーの舞台で投げる機会が初めて巡ってきた。巨人を離れ、メジャーに野球人生の「最期」を求めた３８歳は、「マウンドに立てるだけで、幸せだった」と、その瞬間を振り返った。

　この日の最速は１３８キロ。しかし「メジャークラスでやっていける」とトレーシー監督に言わしめた投球術で、与えられた１イニングを完ぺきに抑えた。最初の左打者、クロスビーはツーシームとスライダーをコーナーに散らし、最後は外角直球で遊ゴロ。続く左のハッテバーグは外角直球で追い込み、最後はスライダーで空振り三振。最後の右打者、フィリップスは外角へのカーブ、スライダーで追い込んだ後、内角を突いて３球三振。バットはその時、ぴくりとも動かなかった。

　マイナー契約の桑田は、大リーグのロースター（登録選手枠）４０人に入っていない。たった一度の失敗で見限られることはあるが、一度結果を出したからといって、メジャーに昇格する保証はない。シビアな立場だけに、マウンドに再び上がった感慨に浸れたのは、一瞬のことだった。

　１４球で３者凡退に仕留め、跳ねるようにしてベンチへ戻った桑田は「何も覚えていない。舞い上がっていた。とりあえずいい結果が出て、ほっとしている」と苦笑いした。「こちらではルーキーだと思っている」という背番号５２番の明日なき戦いは、ここから厳しさを増す。

毎日新聞　2007年3月5日