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Monday, April 09, 2007

負けるが勝ち!?

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波乱続きの柔道選考会・・・・・・


ヤワラちゃん、おめでと~!!!!!!?

と素直に言えないですよね!?


優勝した福見は・・・?


こんな選考会だったら、

最初からヤワラちゃんは別格で~す!

と言っておいた方がよかったんじゃないですか?


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井上康生も負けちゃったし

な~んかスッキリしない選考会でした(* *)


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柔道:谷、復帰戦は決勝で敗退 井上も準決勝で敗れる波乱

 柔道の世界選手権(9月・リオデジャネイロ)の最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権最終日の8日は、福岡市の福岡国際センターで男子4階級、女子3階級を行った。

 女子48キロ級では、五輪2連覇中で2年ぶりに復帰した谷亮子(トヨタ自動車)が、決勝で福見友子(筑波大)に敗れた。福見は初優勝。52キロ級は、西田優香(淑徳大)がアテネ五輪銀の横沢由貴(三井住友海上)を一本勝ちで降して初優勝。57キロ級でも、混戦を勝ち抜いた徳久瞳(同)が延長戦の末、初優勝した。

 男子では、3年ぶりに出場した井上康生(綜合警備保障)が100キロ超級の準決勝で敗れる波乱。井上を降した高井洋平(旭化成)がそのまま勢いに乗り、2年ぶり2回目の制覇。100キロ級では、第一人者の鈴木桂治(平成管財)が3試合すべて一本勝ちの完勝で、4年ぶり3回目の優勝。90キロ級は増渕樹(旭化成)が初優勝、81キロ級は塘内将彦(同)が3年ぶり2回目の優勝を果たした。

 ▽鈴木桂治 昨年は(試合出場が少なく)遊んでばかりいて、「燃え尽き症候群じゃないか」と言われたが、今大会は自分の強さを見せたいという思いがあった。「世界一の鈴木」というタイトルがほしい。

 ◇「なぜか集中できず」…井上が首をかしげる

 「井上不在」の過去2年間、棟田康幸(警視庁、今大会は負傷欠場)とともに最重量級の日本代表を張ってきた高井が、意地を見せた。

 井上との準決勝。「自分の技はきかない。(相手の技を)返すか、(30キロ以上の体重差を生かし)体で浴びせる」と作戦を練った通り、1分34秒に井上が得意の内またに来たところを返し技で倒して有効を奪った。

 井上の100キロ超級の参戦に「最重量級のプライドがある。後から来た人に負けられない」と不快感を隠さなかった高井。この日は3試合とも苦戦し「全然納得していない」と不満顔だが、最近は不振だっただけに、存在感をアピールした。

 一方、井上は1回戦、準決勝とも得意の内またが不発。最重量級対策として、はね上げるのではなく、回して転がす「改良型」の内またを習得してきたが、この日は間合いを詰めてかける「従来型」ばかり。「崩しが不十分で技をかけていた。なぜか集中できなかった」と首をかしげた。

 重量級の世界選手権代表は29日の全日本選手権で決まる。斉藤仁・全日本男子監督は現時点の代表争いを「棟田、井上、高井が横一線」と指摘。雌雄を決する舞台は、もう一度ある。【来住哲司】

 ◇谷、淡々と反省の弁…世界選手権代表に選ばれ「及第点」

 2年ぶりに畳の上に帰ってきた。谷の名前がコールされると、会場は緊張感のある沈黙に包まれた。どんな柔道を見せるのかという期待と、ブランクへの不安。その思いが取り払われるのに時間はかからなかった。

 筑波大2年の伊部との1回戦。開始わずか17秒だった。釣り手、引き手をがっちりつかんだ内股で、伊部の体を宙に跳ね上げた。「技あり」。本格的な練習を始めてわずか2週間あまりで、本人も「体が思った以上に動いてくれた」と手応えをつかんだ一瞬だった。その後もスピード、力強さで相手を上回り、大外刈りで「有効」。とどめは豪快な払い腰で「一本」。2分16秒という短い復活劇は、上村春樹・全柔連専務理事に「強さの質が違う」とまで言わせた。

 だが、「100点満点」という訳ではない。準決勝では、延長残りわずかで、判定で不利と思った山岸が強引に技をかけてきたところを足払いでかろうじて「効果」。運動量が落ちた決勝では、5年前に敗れた福見に再び不覚を取った。「勝負どころで積極的にいく柔道ができなかった」と淡々と反省の弁を述べた。

 それでも、「金メダルに一番近い存在」という理由で世界選手権代表に選ばれたのは、及第点を与えられた証拠だ。「練習の延長みたいな気持ちだったけど、感覚的にはすごくよかった。あと数カ月間あればしっかりやれる」と谷。敗れて代表に選ばれるという結果にはなったが、北京五輪での「ママでも金」の夢に向けて大きな一日になった。【百留康隆】

 ○…決勝で谷を破り、初優勝を決めた福見。谷に勝つのは、5年前の同大会以来2回目。「以前はがむしゃらに戦い、ラッキーな部分もあった。今日は絶対勝つという気持ちだった」と振り返った。

 実戦から遠ざかっていたとはいえ、相手は百戦錬磨の谷。「普通に勝負して勝てる相手ではない」だけに、あらゆる対策を立て勝負に臨んだ。

 序盤から激しい組み手争い。簡単には組ませず、開始54秒にはともに指導を受けた。その後は一転、背負い投げなどキレのある技で自分のペースに持ち込んだ。出足払いでポイントを奪うと、残り1分11秒。今度は勝負に徹しながら時間をうまく使い切った。

 最初に谷を破ったときは、まだ16歳だった。一躍脚光を浴びたが、勝ちを意識するあまり自分を見失った。あれから5年。「きれいな柔道」だけでなく、「勝つための柔道」もできるようになった。

 目標は「世界で一番になること」。世界選手権出場は果たせなかったが、谷には「これからも負けない」。

全柔連:女子48キロ級に谷を選出 世界選手権代表

 全日本柔道連盟は全日本選抜体重別選手権の大会後に強化委員会を開き、世界選手権(9月、リオデジャネイロ)の男子5階級、女子6階級の代表を発表した。女子48キロ級は優勝した福見友子(筑波大)でなく、谷亮子(トヨタ自動車)を選出。谷は2大会ぶり8回目の出場となった。

 吉村和郎・強化委員長は、この階級と女子57キロ級の選考が難航したことを明かしたうえで「谷は非常にいい動きだった。独特の雰囲気の世界選手権でメダルを取れる可能性は、福見より上」と理由を説明した。男子90キロ級、女子57キロ級、同70キロ級も今大会の優勝を逃した選手が過去の実績などを考慮して選ばれたが、4大会連続出場を目指したアテネ五輪同級優勝の上野雅恵(三井住友海上)は落選した。男子81キロ級の塘内将彦(旭化成)は4大会ぶりの代表。

 女子の78キロ超、無差別両級の代表は22日の全日本女子選手権、男子の100キロ、100キロ超、無差別各級の代表は29日の全日本選手権を踏まえて決める。【来住哲司】

 ◇代表は次の通り。

 【男子】▽60キロ級 野村忠宏(32)=ミキハウス▽66キロ級 秋本啓之(21)=筑波大▽73キロ級 金丸雄介(27)=了徳寺学園職▽81キロ級塘内将彦(29)=旭化成▽90キロ級 泉浩(24)=同【女子】▽48キロ級 谷亮子(31)=トヨタ自動車▽52キロ級 西田優香(21)=淑徳大▽57キロ級 佐藤愛子(23)=了徳寺学園職▽63キロ級 谷本歩実(25)=コマツ▽70キロ級 岡明日香(24)=同▽78キロ級 中沢さえ(23)=綜合警備保障

 ▽巨人・谷 球団広報を通じて結果を知りました。ここまで頑張ってきた姿を近くで見てきているので、まずは「おめでとう」と言ってあげたい。また応援して頂いたファンやサポートしてくださった多くの方々に感謝したいと思います。優勝はできませんでしたが、世界選手権でこの借りを必ず返してくれると思います。

毎日新聞 2007年4月8日


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