Run・・・13億人の夢!?
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昨日の110m障害・・・
中国の劉翔選手・・・
スタート前に棄権しちゃいました・・・
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色々と憶測が飛んでおりますが・・
中国13億人の夢と期待を背負うって・・
どんだけ~
の重さなんでしょう・・・
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くわばらくわばら
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「どうしようもなかった」百十障害を棄権の英雄・劉翔、絞り出すように語った
【北京=金子昌世】北京五輪の陸上男子百十メートル障害1次予選で18日、中国の期待を一身に背負った国民的英雄、劉翔(25)が右アキレス腱(けん)を痛め、棄権した。アテネ五輪に続く連覇を期待されながら、1台のハードルも越えることなく9万人の観衆に背を向け、トラックを去った。
満員の「鳥の巣」(国家体育場)に劉翔が姿を現すと、客席は「加油(頑張れ)」の大合唱で迎えた。だがウオームアップで2、3台ハードルを越えると、うずくまった。スタート前も苦痛の表情を浮かべる。別の選手のフライングで再スタートになると、自ら脚のゼッケンを外し、レーンに背を向け立ち去った。
会見した孫海平コーチは「6、7年前に負った右アキレス腱のけがが原因」と明かした。これまでは、うまく付き合いながらアテネ五輪を戦い世界新記録もマークした。だが16日の練習で突然、痛みが激化したという。この日は「体重をかけると痛みで立っていられない状態」。医師3人がかりの必死の治療も、実らなかった。
4年前のアテネ大会、劉翔は12秒91の当時の世界タイ記録で優勝した。アジア選手としては、男子トラック種目で史上初の金メダルだった。2006年には12秒88の世界新も打ち立て、昨年夏には世界選手権(大阪)で頂点に立った。
「上り竜」のような一連の大活躍に五輪を迎える母国は沸き立った。街には劉翔の広告があふれ、テレビCMでも明るくあどけない笑顔を見ない日はない。印象同様に「品行方正」な態度が13億の国民すべてに好感を生んだ。まさに「五輪の中国の顔」だった。
英雄の棄権を18日付の中国夕刊各紙は「飛ぶ人の翼が折れた」(法制晩報)などの見出しで一面トップで報じ、大手ポータルサイト・捜狐ネットでは「9万人が一斉にため息を付き、鳥の巣は劉翔のために泣いた」と詳報した。すでに「早期復帰を願う」署名運動も始まっている。
競技場を去る劉翔の姿に早朝から英雄を見ようと訪れた人々は何が起きたのか分からず声を失った。涙を流す中国人記者もいた。大声で怒鳴っている男もいる。「五輪の象徴」が一度も走らずに消えることが信じられなかったようだ。
日本でも、女子マラソンで史上初の連覇に挑むはずだった野口みずき(シスメックス)が故障でスタートラインに立てなかった。中国の衝撃は野口以上、北島が欠場すると同等か、それ以上の驚きがある。
五輪を前に劉翔は「母国での五輪には緊張感がある。スタジアム全体が僕の名を呼ぶだろう。集中力を持って臨みたい」と語り、「僕は一度、五輪でチャンピオンになっている」と重圧と向き合ってきた。
「彼はレースに出ようとずっと頑張ってきた」。孫海平コーチは会見場で人目もはばからず泣いた。「どうしようもなかった。そうでなければ、こんな(棄権の)決断はしない」。劉翔は、絞り出すように、そう語ったという。
産経ニュース 2008年8月19日
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